顧客無視で売れた!

顧客無視で売れた!

こだわりのコーヒーを
販売している知人がいます。

より売上を上げ、客を増やすために
店舗やネットで売るだけではなく

イベントやフリーマーケットの会場
野外で行われる市場などで
テントを出し販売を始めました。

そこそこ売れる予想でしたが
スタート時の結果は惨敗。

そもそもテントに近寄って
コーヒーを見てくれるお客様が
少なかったのです。

そこで知人はコーヒーを小さな
紙コップに入れて飲んでもらう
ことにしました。

「飲んでもらえればコーヒーの
良さがわかるはず」と
目論みましたが結果はでませんでした。

無料とはいえ、なかなか紙コップを
受け取ってもらえませんでした。

ここで考えてください。

あなたが彼の立場なら
次にどんな手を考えますか?

もっと積極的に紙コップを渡す

こだわりのコーヒーより安い商品を
売って集客する

断られてもとにかくがんばる!

私ならこんなことを考えたかも
しれません。

一方彼は全く違う視点で
次の手を打ったのです。

彼がやったことは・・・

お客様を無視すること
ほったらかしにすること。

テーブル上に味見用の
紙コップだけを並べ

「ご自由に召し上がりください」
と紙に書いてテントから離れます。

すると次々お客様がテントに集まり
試飲をしていきました。

もちろん買う気が全くない
お客様も少なくありませんが

何人かに1人は非常に関心が
あるような素振りを見せます。

そんなお客様が現れたら

テントに近寄り声を掛け
こだわりのコーヒーについて説明します。

こうすることで売上は激増しました。

「味見はしてみたい、
でも売り込まれたら嫌だな」と
いうお客様の心理を見事捉えた
戦術と言えます。

商品やサービスだけでなく
顧客心理に注目すれば
全く別のやり方が見えてくることが
あります!

これは保険営業でも同じです。

提案するプランや保険料、返戻率
などに目を注ぐことはプロとして
決して間違いではありません。

しかし顧客の心理を掘り下げて
考えれば今までとは全く違う方法が
見えてきます。

理屈だけではなく顧客心理を
考慮した営業スタイルを考えて
みませんか?
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内田拓男

アイブライト有限会社代表取締役。


立教大→保険会社→代理店で独立→複数の保険代理店M&A→事業拡大も仲間割れで失敗→保険営業コンサルで再独立。2005年より保険営業トップセールスが売れる秘訣を語るインタビュー音声を販売(約75%の購入者がリピート購入しています)セミナーや動画ではなく、音声を聴く事が売れる人になる近道と確信。新日本保険新聞に連載13年。


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