
コロナの影響で売上や利益の減少に悩んでいる経営者の方は多いと思います。
何か新しい事をやったり、他にはない商品を作ったり、ライバルよりも安く売るという売上アップのためのアイデアももちろん間違いではありません。
しかし売上をアップさせるためのアイデアはもっと身近にあるものです。

タレントが田舎を訪れ、昼ご飯を見せてもらう番組を目にしました。
ランチが終わった時間に訪れたのは小さな寿司店。料理人は主人の一人のこじんまりした店です。
タレントが主人の昼ご飯(賄い料理)を見て欲しいと依頼すると、快諾し主人は自分のまかないを作り始めました。
主人が作りながら、お話を伺うと・・・
主人は銀座で修行し、地元に思い入れがあってわさわざ帰ってきて店をやっている事、
主人の息子も今銀座の名店で修行させていて、ゆくゆくは地元に帰ってきて店を手伝う予定である事、
過疎化が進む地元への熱い想い・・・などが紹介されました。
また主人が簡単に作っていた賄い料理がとてもとてもおしそうに見えました。
銀座で修行、地元への想い、息子の事そしてとてもおいしそうな賄い料理・・・
私が住んでいる地域からは離れていますが
”ぜひ行ってみたい!”と感じ、すぐにこの店をGoogleで検索してしまいました。
ホームページはあったのですが、簡単な料理やコースの紹介、値段そしてお店の住所や連絡先が載っているだけでした。
つまり
銀座で修行のことも、主人のプロフィールも息子のことも、地元への熱い想いも
そしておいしそうな賄い料理の事も情報はゼロだったのです。売上をアップさせるアイデアというと難しく考える経営者の方が多いと感じます。どこにもない斬新な商品を開発したり・・・
驚くほどの安く売ったり・・・
他にはないサービスを考えたり・・・
確かに間違いではありません。しかしその前にやれる事はたくさんあると私は考えます。
その1つが
「情報発信」ではないでしょうか。今回の寿司店の例でいえば、主人の顔写真とプロフィールそして地元への想いなどをホームページで発信して
毎日の賄い料理を作る様子をスマホで撮影してYouTubeで発信する事はどうでしょうか?
売上アップのための特別なアイデアではありませんが、何かが変わり・・・最終的には売上アップに繋がるのではないかと私は思います。
もちろんテレビに取材されたことも情報発信する事も必須です。
コンサルティングをすると、経営者から売上アップの新しく・斬新なアイデアがないと相談を受けることがあります。
売上アップのためのアイデアがないのではなく、既に手の中にあるのにそれに気づいていないだけというケースが本当に多いと感じます。既に持っているものを「情報発信」するだけで状況を大きく変わることも多いのではないでしょうか。
この記事を書いている内田拓男プロフィールです↓
大学時代から大手教師派遣センターで営業のアルバイトを2年以上経験。お客様獲得ノウハウや営業スキルを学ぶ。
大学卒業後、大手損害保険会社に入社。26歳の時保険代理店として独立、会社を設立。(現在50歳ですので経営者歴24年)
その後、時代に先駆けて保険代理店のM&Aを推進。同時期にグループの出版・マーケティング会社の代表も務める。またこの時期に企業に対しての売上・マーケティングコンサルティングも経験。クライアントは不動産業、飲食店、物販業、ネット販売業者、設計事務所やFP事務所などさまざまな業種に渡った。
平成17年2月すべてのグループ会社の経営から退き、アイブライト有限会社を設立。保険営業パーソンや保険代理店などに対しての営業ノウハウ・売上アップのアドバイスを行う傍ら、中小零細企業向けの情報発信も続ける。
売上アップのアイデアに関してこちらの記事も参考になると思いますので、お時間のある方は読んでみてください。
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私が好きなアドラーの名言にこんなものがあります。
「重要なことは人が何を持って生まれたではなく、与えられたかものをどう使いこなすかである」
自分には才能がない、容姿が悪い、能力がないなどと嘆く人は多いものですが、今自分が持ってるものをどう活用するかが、大切なのです。
売上アップのアイデアも同じです。
今の時代、「情報発信」であれば、0円で今すぐできます。FacebookもインスタもブログもYouTubeもみんな無料でスタートできます。
今既に持ってるものをまずは顧客に伝える事が重要ではないでしょうか。
アイブライト有限会社内田拓男✅
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