異業種の2つの成功事例を学び売上をアップさせる方法

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売上をアップさせるためにライバルの会社や同業種から成功事例を学ぶ事は大切なことです。

売上をアップさせる事はもちろん可能でしょう。

しかし大成功するため、爆発的に売上をアップさせるには異業種の成功事例から学ぶことが重要だと考えます。

今回は2つの成功事例とそこから読み取れる売上アップのポイントを語ります。

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成功事例1

若い女性向けに洋服の販売をするカリスマ店員の話を聴いたことがあります。彼女は普通の店員の何倍もの売上を長期間に渡って上げ続けているのです。

彼女の場合、お店やブランドが変わっても(転職をしても)売上をアップさせることができますので、売る商品は関係ありません。どんな洋服でも売れるわけです。

ではなぜ彼女は売れるのか?



多くの経営者は売り方がみんなとは違うと予想するのではないでしょう。

声の掛け方やセールストーク、そして販売を決めるクロージングが優れていると考えるはずです。

しかし彼女のこれらのノウハウは普通なのです。しっかりと学んだこともありません。

実は彼女は来店したお客様と積極的に洋服について語ったり、売りたい商品を売り込むことはほとんどありません。

積極的に話すのは恋愛についてなのです。恋人の事、出会いの事、フラれた事、結婚の事などをとにかく語るのです。

どの洋服が似合うとか、どの色が流行っているとか、どんなデザインが人気という類の話は完全に後回し。

恋愛トークをとにかく続けるそうです。

しかし恋愛トークを続けていると、必ず相手に自分をかわいく見せたいという話になるタイミングが訪れるというのです。

このタイミングが訪れたら、洋服の話をするだけ。

これで簡単に比較的高い洋服が売れてしまうわけです。


洋服を買わせることが目的ではなく
洋服が手段。

自分を恋愛相手にかわいく見せる手段が洋服。こんな流れを無理せず日常的に作り、売上アップに繋げているという成功事例です。

売上をアップしたい場合、多くの経営者の視点は自社の商品やサービスに注がれます。

商品やサービスをとにかく売るためにはどうすればいいのか?頭を悩まします。

間違いではありませんが、今回の成功事例のように、商品やサービスが手段化できないかを考えてみることはいかがでしょうか。


成功事例2

少し前ですが、テレビの通販番組でデジカメとプリンタのセットが販売されていました。

ここで少し考えてください。

あなたが売る立場だったら、デジカメとプリンタをどのようにアピールしますか?

性能がいい
色がきれい
安い、お得

こんな商品自体の良さやメリットを訴える事を考える方が多いのではないでしょうか。

一方、この通販番組で放送された場面は、おじいちゃんとおばあちゃんが孫の家に遊びに来ている様子です。

デジカメで撮った孫の写真をすぐにプリンタで印刷してプレゼントし、笑顔いっぱいで喜ぶおじいいちゃん、おばあちゃんの姿映し出されました。

目的は孫とのわすれられない思い出作りで、その手段がデジカメとプリンタだと言えるのではないでしょうか。

間違いなく売上アップに繋がったと予測できます。

このケースも手段化の成功事例と言っていいでしょう。


自分の売りたい、売上をアップさせたい商品やサービスをストレートにアピールすることもいいのですが

2つの成功事例のように手段化ができないかを考えてみる事も有効ではないでしょうか。

この記事を書いている内田拓男のプロフィールです↓

大学時代から大手教師派遣センターで営業のアルバイトを2年以上経験。お客様獲得ノウハウや営業スキルを学ぶ。

大学卒業後、大手損害保険会社に入社。26歳の時保険代理店として独立、会社を設立。(現在50歳ですので経営者歴24年)

その後、時代に先駆けて保険代理店のM&Aを推進。同時期にグループの出版・マーケティング会社の代表も務める。またこの時期に企業に対しての売上・マーケティングコンサルティングも経験。クライアントは不動産業、飲食店、物販業、ネット販売業者、設計事務所やFP事務所などさまざまな業種に渡った。

平成17年2月すべてのグループ会社の経営から退き、アイブライト有限会社を設立。保険営業パーソンや保険代理店などに対しての営業ノウハウ・売上アップのアドバイスを行う傍ら、中小零細企業向けの情報発信も続ける。



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手段化を武器に売上アップに繋げている成功事例はたくさんあると考えます。

スマホもスマホ自体を買うとよりも、スマホを手段にして手に入れられる便利で楽しい時間や生活を買っているとも考えられます。

手段化で売上アップ。

あなたの身の回りにはまだまだ成功事例はあります。それに気づき、自分のビジネスには応用できないか考えることが第一歩です。

プロフィール
アイブライト有限会社
内田拓男

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内田拓男

アイブライト有限会社代表取締役。立教大→保険会社→代理店で独立→複数の保険代理店M&A→事業拡大も仲間割れで失敗→保険営業コンサルで再独立。2005年より保険営業トップセールスが売れる秘訣を語るインタビュー形式の音声セミナーを販売(約75%の購入者がリピート購入)新日本保険新聞に連載13年。ライター&インタビュア 仕事の依頼は「お問い合わせ」から


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