
全く売り込まずに簡単に変額保険が売れるようになったらいかがでしょうか。
オススメの変額保険のプランの設計書を片手に流暢なセールストークで売り込んでもうまくはいきません。
トップセールスは変額保険を売りたい時、国債を語るのです。
成功者の変額保険を売るコツを解説します。

何度も何度も起こして、やっと朝起きる小学生の息子を持つ親がいました。
ある時期からその息子さんは起こさなくても自分で決められた時間に起きられるようになったと言います。
親が「起きろ!」「早く寝ろ!」と叱ったわけではありません。
ある日、子供としっかり話し合って、1人で起きる事、親が声を掛けない事を約束しただけです。
次の日、いつもの通り息子さんは朝起きられませんでした。
親が声を掛けなったため、結局1時間以上学校に遅刻して登校したといいます。
しかし息子さんはこれで気づいたのです。
自分で起きないとまずい!毎日遅刻だ!
息子さんは変わり、自分で起きられるようになりました。
人は自分で気づかなければ、変わりません。
気づいて初めて行動を起こすものです。 手芸などを教える某教室は、教える場所にある特徴があります。
それは別の事を習っているクラスが隔たりがない隣の机で授業を行っているのです。
隣でやっている事が丸見え!
しかしこれが狙いなのです。
隣で作っている様子を見る事で、多くの生徒さんは次はあちらも作ってみたいと気づき、複数クラスを申し込むといいます。
これでこの教室は単価アップ、売上を上げています。
「このクラスが終了したら、別のクラスもいかがですか?」と売り込んでも同じ結果にならないに違いありません。
隣の授業を見て、やりたいと気づくからこそ、生徒さんは自ら行動を起こすのです。
ビジネスで気づかせる事って大事ですよね。
これらの話は保険営業に通じます。



変額保険を売るためにどんな話でどんなトークを使えばわからない・・・
こんな悩みを抱える保険営業パーソンは多いでしょう。
あなたも同じような悔しい思いをしていませんか?
一方で以前インタビューしたトップセールスの松井氏は変額保険のスペシャリスト。
1日の20件の変額保険を売ることもあります。
といってもおすすめの変額保険のプランを設計書を片手に売り込むわけではありません。
松井氏は全く売り込みません。
クロージングもしません。
では松井氏はどうやって変額保険を売っているのか??
松井氏の武器はセミナーです。しかしセミナーで変額保険のメリットをアピールするわけではないのです。
セミナーで語るのは、笑ってしまう程簡単な経済、金融の基礎の基礎ばかり。
その1つが国債についてなのです。国債が有利か不利かなどメリットやデメリットを解説するわけではありません。
国債とはそもそも何か?どんな仕組みなのか?現状はどうなっているのか?など
セミナー参加者が知ってそうで知らない事をニュース解説で有名な池上彰さんのように
わかりやすく伝えるのです。
伝えるのは国債だけではありません。
金利とは?お金とは?経済とは?日銀とはどんな事をしているのか?などなど極めてベーシックな内容をセミナーで語ります。 するとお客様は今の日本そして自分の現状、そして現在地を理解します。
現状・現在地に対する理解度がアップすれば、抱えている問題にも気づきます。
起床と手芸教室の話と同じで気づかさせるのがポイントです。
問題に気づけば、当然それを解決したくなり行動を起こします。
つまり個別相談を申し込みます。これで松井氏が開くセミナーでは個別相談に約9割の参加者が申し込みます。
多い場合だと100%お客様が申し込む場合もあるそうです。
個別相談でやる事は、変額保険の売り込みではありません。
お客様が気づいた問題を解決すべき手段を1つ1つ考えていくのです。
すると・・・手段の1つで変額保険が必要になり契約に至るのです。こんな風に変額保険の必要性にお客様は自ら気づき、自ら選択をするやり方と言っていいでしょう。
がんばって売り込んで売れた時代は終わったと言っていいでしょう。
トップセールスは国債を語り、気づかせる事を重視します。
もっと詳しく知りたい方はこちらをお読みください。【この記事を書いたのは↓】
内田拓男(
アイブライト有限会社代表取締役)

【プロフィール】
立教大→保険会社→代理店で独立→複数の保険代理店M&A→事業拡大も仲間割れで失敗→保険営業コンサルで再独立。2005年より保険営業トップセールスが売れる秘訣を語るインタビュー音声を販売(約75%の購入者がリピート購入しています)セミナーや動画ではなく、音声を聴く事が売れる人になる近道と確信。新日本保険新聞に連載12年。
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